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自宅出産 自然分娩 大森助産院

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大森助産院でご出産された方々からのお手紙やご感想です。

堀合さん  2013.03.27

お産の感想 ~感謝に代えて~

この度、大森助産院さんに第3子の出産のお手伝いをお願いしました。大森助産院でお産にむけた心と体の準備をじっくりしてきたことで、妊娠期間から出産・産後に至るまでの一つ一つの変化を穏やかな気持ちで迎えることができました。

助産院で出産しようと思ったのは、それまで2回の出産を大学病院でしてきたことから大学病院以外で出産したいと考えていたこと、そして小説などで助産院の存在を知りミーハーながらも興味があったからです。大学病院は医療技術・設備の点においては頼りがいがあると思われるものの、医師との係りは検査とその結果判定が会話ばかりで、心から安心することはなかったというのが正直な気持ちです。

大森助産院に出会ったきっかけは、インターネットで検索して見つけて、先ずは先生にお会いしてみようという軽い気持ちから助産院を訪ねました。大森助産院の素朴で温かみのある佇まいが素敵だったこと、そして何より加藤先生の大らかでお産に熱心なお人柄が、お産は自然の流れに任せるものと考えている私にはぴったりだと感じ、先生にお願いすることにしました。

妊娠中、私は仕事をしていることを言い訳に体の冷えを始めとする自分とお腹の赤ちゃんのための体のケアをないがしろにしていました。加藤先生は優しく、ときに厳しく対処方法を説いてくださいました。定期健診は胎児の経過を診ることはもちろんですが、お母さんの心身を気遣ってくださる先生との会話は様々なストレスから解放されるひと時でした。また、お灸やヨガ、薬膳の先生方にもお世話になりながら、自分と赤ちゃんのためになることを沢山学ぶことができ、おかげで産後の今でも自分の体を労わることを大切にしようと思っています。

いざ出産のときは、3回目であってもやはり緊張するものですが、妊娠中に自分の体調やこれまでのお産の様子を何度も話していたことで、もう何も話さなくてもどんな状態か分かってもらっているという安心感がありました。日赤医療センターの分娩室に着いてからはお産がどんどん進み、スポーンと生まれた可愛い赤ちゃんはとても穏やかに産声を上げ、おっぱいを元気に吸い始めました。胎脂があまりついていないのはお腹の中が温かったから、ということを聞いて、お灸や体の冷えを取る心掛けをしたからだと納得しました。少し不謹慎ではありますが、お産って面白いな、と思います。

そして、産後も退院後の母子の経過を診るために通っていただき、一か月検診も大森助産院で予定しています(現在、産後3週間です)。お産や赤ちゃんの様子を一から説明する必要がないので、ずぼらな私にとっては気持ちが楽です。

最後に、これから妊娠・出産をされる方に。妊娠中はお産をゴールと考え、その後の想像はあまりできていない方が多いのではないでしょうか。産後は体が疲れているにも関わらず、授乳やオムツ替え、沐浴など慣れないことばかりです。是非、妊娠中に産後がなるべく楽になるよう準備をし、産後も自分の体を大切にしてください。以前の自分だったら、体は酷使してもなんとかなると考えていました。このような考えの変化に至ったのも、加藤先生を始めとする諸先生方のおかげです。本当にありがとうございました。

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